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日刊食品通信
2018年3月16日

東・名の2月の酒類市況


首都圏 5%前後のマイナス

 2月の首都圏酒類卸商況は、帳合変更などでバラつきはみられるものの、全体では5%前後のマイナスが目立った。悪天候に見舞われることは少なかったが、「中旬あたりが中だるみし、押し上げ切れなかった」という声も聞かれた。

 カテゴリー別でみると、ビールは90%台半ば〜ギリギリ前年実績確保という成績。3月1日出荷分から値上げを実施したアサヒビールの業務用商材の仮需はそこまで大きくはなく、「モノが不足した」ということも無かった。発泡酒、新ジャンルはともに80%台後半〜90%台半ば。清酒は、昨年末に積んだ分が継続して響いている卸もあるが、全体では90%台後半。前年実績を確保する卸もあり、気温・気候も後押し。菊正宗の「しぼりたてギンパック」が好調を維持している。このほかのカテゴリーでは、焼酎甲類・乙類は引き続きマイナス。ワインは100%前後、RTDは依然好調が続き、2ケタ増の卸も。

 4月からビールをはじめとする様々な酒類、割り材で値上げが実施され、「多岐に渡り過ぎて、市場も追い切れない(諦めムード)のでは?」と、仮需も予想以上の膨らみをみせることは無いだろうとする声も多い。

 

中京 ビール類が前年オーバー

 (名古屋)中京の2月のビール類は久しぶりに前年オーバー。ビールが大きく伸長、需要をけん引した。新ジャンルは印間に明暗を分けるが総じて堅調、ほぼ実績確保のペース。業務用(樽)が大きく伸長。

▼以下略

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