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日刊食品通信
2018年3月12日

2月の大手5社しょうゆ出荷量、1.8%減


  本紙集計による、しょうゆ大手5社(キッコーマン、ヤマサ、ヒゲタ、ヒガシマル、マルキン)の2月しょうゆ出荷量(自家消費除く)は、2万7,145kl、前年同月比1.8%減となった。

 2月は、営業日が前年比で1日少なかったことや、積雪による物流への影響などから全体でマイナスとなった。積雪の影響は、首都圏については比較的軽微なものとなっていたが、平年比約6倍の積雪を記録した福井市を含む北陸地方での影響が大きかったようだ。カテゴリー別に見ると、家庭用は大手メーカーを中心に鮮度系製品が好調な推移を見せたものの、PET製品の減少が依然として続いている。加えて、積雪による物流の遅れが影響し、前年を下回る水準で推移した模様。業務用カテゴリーは、家庭用に比べて物流系の影響が少なかったが、気温低下によって飲食店の客数が減少したことなどが響いているようだ。

 1〜2月の累計出荷実績は、4万9,801kl、前年同期比1.8%減。18年に入り、2ヵ月連続でのマイナスとなっている。ここ数ヵ月は野菜価格の高騰や天候不順など、市場にとって悪条件が重なっていることがマイナスの要因となっている。3月以降の天候などに注視しつつ、しょうゆ需要の回復に期待したい。

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