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日刊食品通信
2017年12月28日

乾めん市場、手延べ・国産・健康など強化


販売実績バラつくもラインアップ再構築

  近年の乾めん市場は、上位メーカーの販売実績は横ばいから微減で推移しているものの、「手延べめん」「高配合そば」「国産原料使用」などの“こだわり商品”は堅調な売れ行きを示している。18年春夏は「健康」を切り口にした品ぞろえも広がる見通し。各社は消費者が乾めんに求めるニーズを見極めながら、ラインアップの再構築を図っている。

 兵庫県手延素麺協同組合(揖保乃糸)の17年販売状況は前年比101%程度の着地。ギフトは縮小傾向だが、単品物の動きが良かった。例年、全国主要百貨店・量販店で試食等のイベントを実施し、調味料・食品メーカーとのコラボメニューも提案しているが、18年はさらに店頭訴求の場を増やしていく方針。日清フーズの上期乾めん類売上高は数%マイナス。うち「滝沢更科」などそば類はプラスで推移。白物は「ナンバーワン」が微増、「熟成極み」が伸び悩み。はくばくの乾めん売上は前年割れで推移。輸出向けや一部PBがマイナス要因となったが、そば類は前年実績をキープ。18年春は「健康」をテーマに「食塩無添加そうめん・うどん」や「もち麦うどん」を投入、売り場でコーナー化も提案する。そば専業のおびなたは、18年春に新商品で「信州八割そば」と「信州二八そば」の2品を発売予定。自家挽きそば粉を使用し、高配合ながらつるつるとした食感とのど越しの良さを実現した。同社は「そばを自社製粉している強みも活かし、より付加価値の高いラインアップを構築していく」と話す。

▼以下略

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