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日刊食品通信
2017年12月26日

チルドめん、王道・簡便・健康で需要喚起


秋以降は市場堅調、9年ぶりプラス目指す

 2017年度の家庭用チルドめん市場は、販売金額で1%減ペース(業界調べ)となっているが、9月以降は寒さもあってプラス基調に転じている。先行きは楽観できないものの、年度(4〜3月)ベースで9年ぶりの前年クリアが望める情勢だ。メーカーの販売実績をみると、上位3社は通期で前年クリアすると予想。18年春夏に向けては、内食回帰の追い風も受けながら、「王道・簡便・健康・個食」等をキーワードに新たな需要層の開拓に取り組む。

 トップシェアの東洋水産は、前年実績を上回って推移。17年は春に「マルちゃん焼そば 極み太麺」、秋に「コクの一滴」と大型商品を相次ぎ投入し、各カテゴリーで市場シェアを一段と高めた。大黒柱の「マルちゃん焼そば3人前」シリーズも実績をキープしており、トータルで引き続き増収が見込まれる。18年春夏シーズンは、開発テーマに“本質回帰”を掲げ、よりおいしさを追求した商品ラインアップの強化を計画。

 2位のシマダヤは、上期は連結ベースで微減ながら、主力の「流水麺」ブランドが好調に推移。素材商品(そば・うどん・そうめん)の2食が続伸し、販売を強化した1食タイプも上積みした。同社は「消費者の『簡便』志向が高まる中で、時短のニーズに応えられているのでは」などと話す。

▼以下略

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