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日刊食品通信
2017年12月20日

冷凍野菜の需要高まる


生鮮野菜高騰で脚光、主要各社の販売好調

 冷凍野菜の需要が高まっている。主要各社とも販売は好調に推移している。これまでも天候不順で生鮮野菜が高騰すると、便利で安定価格の冷凍野菜が脚光を浴びてきたが、「昨年の野菜高でトライアルユーザーをつかんだ」(大手メーカー)とみる向きが多い。2016年秋は台風や長雨の影響で生鮮野菜が高騰し、冷凍野菜の需要が急増した。今年はその昨年を上回る伸びで、ほうれん草、ブロッコリー、枝豆を中心に堅調に推移している。

  なお、貿易統計によれば、今年の冷凍野菜輸入量は1〜10月累計で83万t(前年比8%増)。最大品目のポテト31万t(同9%増)をはじめ、スイートコーン4.5万t(12%増)、ほうれん草3.6万t(10%増)、ブロッコリー4万t(7%増)、混合野菜2万t(11%増)、豆類10万t(2%増)と伸びている。今年の年間輸入量トータルは、過去最高を記録した2012年(95万t)を上回る100万t台に迫るものと見られる。

 このうちほうれん草を国別で見ると、最大供給国の中国は3.4万t(前年比11%増)と拡大、そのシェアは95%を占める。冷凍ほうれん草の輸入量は2000年代初頭まで拡大を続け、2001年に5万t超を誇っていた。しかし、2002年の中国産残留農薬問題による輸入自粛で激減し、2003年は1万tを割りこんだ。

▼以下略

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