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日刊食品通信
2017年12月18日

11月の東名酒類商況


首都圏 全体ではマイナス傾向

 11月の首都圏酒類卸は、帳合変更などでバラつきが見られるも、全体ではマイナス傾向が目立った。カテゴリー別でみると、ボリュームゾーンのビール類(ビール・発泡酒・新ジャンル)はいずれもマイナスが続き、オン・オフ両市場で他カテゴリーへの流出が散見される。清酒は11月らしい季節感もあってか、業務用では「熱燗の動きも良かった」として、プラスでの推移もみられた。一方で「改正酒税法」による末端価格上昇に伴った紙パック製品の買い控えは続いている。焼酎乙類はマイナスが続くが銘柄によっては好調商品も。甲類は前年比90〜110%とバラつきはあるが、市場自体は回復傾向でレモンサワーブームが後押し。個性が際立った商品やジンベースのものも中にはあり、他カテゴリーへの波及にも期待、来年以降もこの勢いが続くと見込まれている。このほか、ウイスキーは微減〜2ケタ増、ワインは90%台半ば〜2ケタ増、RTDは、伸長具合に落ち着きはみられてきたが、プラス傾向が続いた。

 

中京  清酒がまずまず

 (名古屋)中京11月のビール類は市場をけん引する新ジャンルが僅かに前年に届かなったため、前年を割った。業務用(樽)は一段と厳しい。ただ発泡酒はトップブランドの上伸や新製品の寄与で前年をクリア。清酒はまずまず。業務用は低調ながら家庭用で需要を伸ばす。昨年に比べ中・下旬の気温の低さが追い風か。灘伏見大手銘柄では、前年同様、当月も前年をクリアする銘柄が多い。ウイスキーは国産、輸入物とも好調。増勢ペースが続く。ワインは国産は好調だが輸入物が今一つ。ボージョレ・ヌーボーは大きく後退。

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