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日刊食品通信
2017年11月2日

ビール類、天候異変に祟られ10月も大幅減


6月からの販売、超・低水準

  6月以降のビール類販売が振るわない。本紙が推定した10月の国産ビールメーカー大手4社ビール類販売実績は、前年同月比93.8%と5ヵ月連続のマイナスとなった。改正酒税法施行に伴う新取引制度に移行した6月からの累計は94.2%。仮需が膨らんだ5月までの年初累計101.7%、仮需の反動で大幅減となった6月までの同99.1%に比べても、価格上昇の影響はもとより、その後の天候異変で受けた打撃の大きさが表われている。

 10月の販売実績内訳は、ビールが93.5%、新ジャンルが93.4%、発泡酒も95.7%だった。ビールと発泡酒は5ヵ月連続、7月に新製品効果が出た新ジャンルは3ヵ月連続のマイナスとなった。中旬以降の天候不順や度重なる台風の影響で各カテゴリーともに失速し、「呪われた夏」に続く「祟られた秋」の様相を濃くした。カテゴリー構成比は、ビールが49%(前年同月49.2%)、新ジャンルが36.7%(36.9%)、発泡酒は14.2%(14%)だった。

 1〜10月累計は、3カテゴリー計で前年同期比97.5%と9月時点より0.4ポイントの後退となった。カテゴリー別には、ビールが97.1%(-0.4ポイント)、新ジャンルが98.7%(-0.5ポイント)、発泡酒は9月時点と同水準の96%だった。また、カテゴリー構成比は、ビールが49.8%(前年同期50%)、新ジャンルが36.4%(36%)、発泡酒は13.8%(14%)となっている。

▼以下略

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