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日刊食品通信
2017年10月26日

第40回「Host Milano」視察①


世界52ヵ国、2,165社が出展

  イタリア・ミラノで世界最大級の業務用食品展示会「Host Milano」が10月20〜24日の期間に開催された。本紙では隔年開催の同展示会を視察。出展メーカーへの取材からみえたイタリアの食品事情について本号から3回にわたりまとめる。

 今回で第40回目の開催となった「Host Milano」には、世界52ヵ国から2,165社が参加。出展社数は前回比で7.7%増と規模を拡大している。うち、イタリア国内から参加は全体の6割以上を占める1,322社となった。出展メーカーは、「各国で国際的な展示会が開かれているが、『Host Milano』は特に重要な展示会と位置付けている。イタリアはもちろん、発展途上の南アフリカや中東のバイヤーも多く、ビジネス拡大に期待できる」などと話した。

 イタリアは、食に対するこだわりが強く、地方によっても味付けの傾向が異なるのが特徴だ。ファミリー文化が根強いので食事は家庭で食べることが多い。バールのような軽食喫茶店やジェラテリアなどを除けば、外食は特別なイベントと捉えられている模様。レストランには、チェーン店が少なく個人経営が多い。これは、あらゆる産業分野で言えることであり、大企業よりも中小企業の数が圧倒的に多いのは独立傾向の強い国民性によるものとも言える。また、徹底した分業制から、機械メーカーでもコーヒー機器の製造のみを担うなど、1分野1カテゴリーに特化した企業が大半を占めている。

▼以下略

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