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日刊食品通信
2017年10月23日

上期アイス市場、1%増(本紙調)


長雨で失速も過去最高上回るペース

 

 2017年度上期(4〜9月)のアイスクリーム市場は、1%強前年を上回った。需要期の8月に長雨に見舞われ前年を割り込み、9月も低調だったものの他の月は前年実績をクリアした。

 需要期である6〜9月の気温を東京と大阪で振り返ってみると、最高気温では、6月が東京が前年比0.1℃のプラス、一方、大阪では0.1℃のマイナス。7月は東京が1.6℃のプラス、大阪が0.5℃のプラス。8月は東京・大阪ともにが1.2℃のマイナス。9月は東京が0.9℃、大阪が1.4℃のマイナス。平均気温も概ね同様の状況で、東京・大阪ともに7月までの気温が高く、8月以降の気温が低い。

 このため7月に売上高が前年を7%上回り、4月からの累計でも5%増と好調だったアイスクリーム市場は、7月に次ぐ需要期の8月に40年ぶりとなる21日連続の雨に見舞われるなど、「試練の夏」を余儀なくされた。一般に最高気温が22〜23度を超えるアイスクリームが、30度を超えると氷菓の売り上げが伸長するため、今期は特に氷菓メーカーに厳しい商戦となった。

 しかし、逆境の中で7月までの貯金を吐き出しながらも前年をクリア。その背景には、各メーカーが育成に注力した定番品への信頼の高まりがあったようだ。

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