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日刊食品通信
2017年10月6日

イオン、GMS事業改善で営業最高益


NB・PB値下げがインパクト

  イオンの17年3〜8月期連結決算は営業利益が最高益を更新した。GMS事業は104億円の赤字だったが前期比約100億円損益が改善。ドラッグ・ファーマシー、金融、ディベロッパー、国際の各事業も業績が改善し増益に寄与した。2Qの3ヵ月でみても、イオンリテール、旧ダイエー店舗が改善、GMS事業は37億円の赤字ながら前期から64億円回復した。SM事業は2Qに減益幅が縮小したものの、ドラッグストアなどとの競合や生鮮の相場安も重なり売り上げが伸びず、黒字確保も49億円減益となった。下期以降は回復傾向にあるGMS事業の赤字脱却が課題。

 事業会社の主力イオンリテールは経費コントロールを継続し、5四半期連続で損益改善を果たした。既存店伸長率は97.8%だったが、一品単価の引き下げ強化で買上点数と客数が上昇トレンドを描いた。4月のNB254・PB15品値下げに続き、8月にはPB114品の値下げで対象品目の売れ数は約1.8倍(8/25〜9/17)、売上高は1.5倍(同)に伸長。鍋つゆ295%、惣菜パン215%、パックごはん229%、ワイン164%などが大きく伸びた。決算会見でイオンリテールの岡崎双一社長は「2度の値下げはインパクトが大きかった。今後も計画し準備していく」と述べ、適切な時期に再度値下げを実施する考えを示した。物流を見直し、コストダウン可能なものから値下げする。旧ダイエーGMS店舗は既存店売上高(103%)、粗利益率がともに改善。イオンのMD浸透、イオンスタイル化なども寄与した。SM事業ではダイエーがテナント収入増、経費削減等で損益改善。25億円の営業赤字も前期から13億円増益となった。

▼以下略

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