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日刊食品通信
2015年7月17日

特保で初めて“歯槽膿漏”関与商品が許可


ロッテ「キシリトール オーラテクトガム」

 消費者庁は15 日、ロッテが申請したチューインガム2品に、特定保健用食品では初めて“ 歯槽膿漏” に関与する商品として許可した。商品は「キシリトール オーラテクトガム」(クリアミント、スペアミント)。関与する成分は、ユーカリ抽出物(マクロカルパールC として) で、許可を受けた表示内容は「本品はユーカリ抽出物を配合しているので、歯垢の生成を抑え、歯ぐきを健康に保ちます」。

  同社はチョコレートの新商品「乳酸菌チョコレート」と並び、今秋季新商品の“ 目玉” として用意していたが、許可が遅れたことから、当初予定していた卸、メディアへの発表が遅れていた。これにより、8月後半から9月にかけての発売が可能となり、今年度下期のガム市場の大きな話題として注目が集まるだろう。

 

  日本チューインガム協会がまとめた2014 年の生産実績は、生産数量2万220 トン(4% 減)、生産金額778 億円(5.7% 減)、小売金額1,150 億円(6.1% 減)と10 年連続の前年割れとなった。長く減少の原因となっていたボトルガムは底を打った感があるものの、ここ数年話題となった小粒板ガムについては13 年をピークにやや頭打ちの感がありマイナス傾向に。エチケットタイプの小粒ミントガムは競合の激化で小粒板ガム同様に前年割れとなったようだ。ただ、苦戦が続いていたデンタルガムは各社主力アイテムについては前年を上回るなど、明るい兆しがでていた。トップメーカーのロッテも、昨年後半から主力のデンタル系ガム「キシリトールガム」が前年を上回るなど回復基調をたどっていた。

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