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日刊食品通信
2015年7月14日

6月の流通菓子、2%減(本紙調)


7月のチョコ値上げで一部“仮需”も

 日刊経済通信社調べによる6月の流通菓子市場は、合計で前年比98% となったようだ。例年に比べ気温が低かったこともあり、チョコレート、キャンディなどが比較的堅調、スナック菓子も新製品の寄与で、全体を押し上げる結果となった。また、一部商品の規格・価格改定、7月からのソリッドチョコなどの値上げが予定されており、出荷調整によるマイナスが危惧されたものの、影響はなくプラス基調で推移した。夏物商品も塩飴など“ 塩関連” のキャンディ、夏向けチョコなど、さらに訪日外国人によるインバウンド需要の拡大もあり、マイナス幅は当初予想に比べて小さかったと思われる。

  チョコレートはトータル102% と推定。ソリッドチョコは106%。7月からソリッド、ナッツ系の主力商品の値上げが実施されるが、増税前の“ 仮需” が一部あったことも寄与し、想定小売価格300 円前後のボックスタイプは前月に続き好調。ナッツチョコは112%。ソリッド同様に仮需と在庫商品消化による特売により、2ケタ伸長となったと推定。チョコスナック82%。一部小売との共同企画により販売が伸びたもののもあるが、全体的には各社主力品は低調。小粒チョコも86% と苦戦した。

  ビスケットはトータル101% と微増。ソフトビス・クッキーは微増。半生、パイは5% 強の伸長。反面、ハードビスが大きく割ったようだ。キャンディは、トータル95%。ハードキャンディはフルーツ系の苦戦と昨年貢献した塩飴関連の荷動きが低調し前年割れ。ソフトキャンディ、キャラメルも前年割れ。グミキャンディは前年に比べ、アイテム数も増えており、2ケタ近い伸長に。

 

  ▼以下略

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