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日刊食品通信
2017年6月7日

17年下期原料チーズ、4,250ドルでほぼ決着


強弱感が交錯、上期価格を据え置き

  豪州産輸入原料チーズの17年下期(7-12月)価格は、チェダー、ゴーダともにt当たり約4,250ドルでほぼ決着。17年上期価格(1-12月)を据え置いた。

 交渉は、価格の先行きに強弱感が交錯する中でスタート。自国の乳価引き上げを背景に値上げを求めるオセアニア側サプライヤーと、欧州を中心に緩和した国際需給を背景に値下げを求める日本側バイヤーとで議論が進められた。結果的には、シュレッドチーズが欧州で引き続き価格競争力を維持していることに加え、豪州最大手乳業が3工場を閉鎖するなど厳しい現状のオセアニア側が「現状維持」を求め、日本側バイヤーもこれに同意。バター・脱脂粉乳を中心に再び国際乳製品価格が上昇傾向となったことも日本側が交渉をまとめる要因となったようだ。

 なお、日本国内のチーズ需要は堅調で、16年度(4-3月)の市販用は、ナチュラルチーズが5%(いずれも金額ベース)、プロセスチーズが2%いずれも伸長。トータルでは4%程度伸びている。

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