日刊食品通信 記事詳細

バック
ナンバーへ
日刊食品通信
2017年5月16日

「利益改善より確かに」ヒガシマル淺井会長


高付加価値化を一段と加速

  (龍野)ヒガシマル醤油の淺井昌信会長は先週末、専門紙との懇談会で同社の近況を説明する中、利益が大幅に改善した28年12月期業績に触れ、「回復がより鮮明になった。この4月に立ち上げたマーケティング本部と、営業・製造・研究の各部門が密に連携し合い、これまで以上に価値ある高品質な商品を提供し、この流れをより確かなものにする」との意向を示した。

 同社の28年12月期決算は、売上高が186億7,000万円とほぼ前期並みをキープしたものの、経常利益が10億6,000万円(前期比148.6%)、税引後利益も6億5,000万円(同166.6%)と大きく改善。淺井会長は同決算について、「業績回復第一歩の年と位置付けた27年度に続き、底固めの年とした28年度も回復がより鮮明になった」と評価。「(一時の反動で)粉末調味料やしょうゆがやや苦戦したが、液体調味料の増加などでカバー。原材料価格の安定化、(設備投資による増大した)減価償却費の減少、諸コストの削減効果などで利益は大きく増えた。国産原料比率も着実に上り、差異化・高品質化が進んでいる。29年度も前年水準をキープしており、4月に立ち上げたマーケティング本部と、営業・製造・研究の各部門が密に連携し合うことで時代の変化に即応、これまで以上に価値ある高品質な商品を提供し、この流れをより確かなものにする」とした。

 また、岡田信一常務営業本部長は前期業績について、「営業売り上げは微増(前期比100.1%)を確保した」とした上で、利益の大幅改善については、「不採算部門や販促策の見直し、価値営業への傾注が奏功した」とコメント。

▼以下略

サービスのお申し込みにつきましては、お電話またはフォームよりお願い致します

  • お申し込みにつきましては、弊社が受信確認後、お客様にご確認事項を通知してから、書籍とご請求書を郵送致します。
  • 電子版、紙版どちらも下記よりお申し込みになれます。
ホームページからのお申し込みフォーム

電話からの
お申し込みはこちら

バックナンバーへ

媒体紹介へ