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日刊食品通信
2017年4月26日

ヤマナカ3月期決算、減収・減益


中野社長「個店戦略と生鮮強化を推進」

 (名古屋)ヤマナカの中野義久社長は24日、3月期決算(表は6面)を発表。売上は0.5%減。競争激化も影響、既存店売上が1.0%減(前期1.4%増)と減少。客数減が影響。主力のレギュラー業態は比較的堅調だったが、高質業態の「フランテ」が苦戦。「数年来、業績をけん引してきたが、当期は逆にブレーキとなった。改善、改革が遅れた。八事、覚王山のような特殊なフラグシップ店以外は、標準化で客層を広げたい」。利益面では、ほぼ半減と大きく減益。売上の減少に加え、価格競争の激化で粗利率が0.3%悪化。販管費も0.8%増で圧迫。電気代の減少などで設備費は下がるが、人件費が1.7%と利益を圧迫。人手不足によるパートの不足を社員の残業と派遣社員で対応、人件費が膨らんだ。

 今期は減収、増益を計画。既存店売上は0.4%増と反転を図るが、期中に2店舗を閉鎖、減収を見込む。低価格業態の「チャレンジ」は3年かけてレギュラー業態に転換する。前期は3店舗を転換。「赤字削減をベースにスタート、10年が経過。一定の役割を終えた。単純にレギュラー店に戻す考えはない。EDLPや価格の強度、シンプルなオペレーションなど強味も出せた。この強味を活かして新しい食品スーパーを再構築する」。今期は改装8店舗を計画。「新しいトレンドに応じたカテゴリー、売場の変更は簡単だが、個店によって競争環境や地域特性が変わる。グラッチェカードによる個店データも活用しながら、個店の戦略を強化するため、改装の中身を練り直している。改装のスピードはスローダウンさせている」。

▼以下略

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