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日刊食品通信
2017年4月25日

1〜3月訪日外国人菓子購入率、2.8P上昇


単価6.5%減、中国・台湾は2ケタ減続く

  訪日外国人の2017年1〜3月菓子購入が、購入率は3期ぶりに回復したものの、購入者単価は減少が続き、4期連続のマイナスとなったことがわかった。観光庁がこのほど発表した平成29年1〜3月期の「訪日外国人消費動向調査」のうち、「国籍・地域(21区分)別・費目別購入率および購入者単価」の買い物代から本紙が算出した。それによると、訪日外国人1人当たりの菓子類の購入者単価は8,201円、前期比93.5%、購入率は69.0%と前期に比べて2.8ポイント上昇した。

 地域別購入者単価でみると、アジア地域では、中国1万1,182円(前期比84.7%)、香港8,067円(100.1%)、台湾7,831円(87.7%)、韓国5,382円(98.5%)、タイ1万6,060円(201.3%)、シンガポール8,132円(8,132%)、マレーシア9,098円(78.1%)、インドネシア6,343円(66.0%)、フィリピン1万1,002円(133.6%)、ベトナム1万2,175円(85.5%)、インド6,873円(90.4%)。

  “爆買い”が多かった地域の購入率では、中国68.8%(0.4ポイント減)、香港67.2%(12.8P増)、韓国86.2%(2.6P増)、マレーシア52.3%(2.1P減)、インドネシア63.1%(4.6P増)、フィリピン45.5%(6.0P減)など、購入者単価に比べて購入率の減少幅は小さく、韓国、香港はプラスに転じるなど購入意欲はさほど落ち込んでいないと推定される。また、欧米の購入者単価は、イギリス5,427円(132.9%)、ドイツ6.721円(133.7%)、フランス8,481円(89.0%)、スペイン7,342円(130.0%)、ロシア1万1,744円(107.5%)、アメリカ7,850円(158.4%)、オーストラリア4,819円(65.0%)。フランス、オーストラリアなど一部を除き前年を上回っている。

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