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日刊食品通信
2017年3月16日

2月の東名酒類商況


 首都圏 鈍い動き目立つ

 2月の首都圏酒類卸の商況は、前年比90%台前半〜95%前後と推定される。

 ビールは、90%台前半、発泡酒は80%台半ば前後が目立ったほか、新ジャンルも2ケタに近いマイナスとなった。清酒も減少、大手NB銘柄で前年割れのトレンドが続くも、ノンアルコールではあるが、注目を浴びている「甘酒」は、3月3日の“ひな祭り”に向け動いたという。焼酎甲類はバラつきがみられるものの、低価格化の流れ、マイナストレンドが続く。焼酎乙類は94%前後か。ワインは、数%マイナス〜前年並みで、「チリ以外の輸入デイリーワインがダウン(数量ベース)」などの声もきかれた。ウイスキーは、一部前年割れがみられるも、全体ではほぼ前年並みの模様。業務用を中心としたハイボール需要が堅調だったほか、家庭用では「トリス〈クラシック〉」(サントリースピリッツ)が好調だという。一方、RTDは前年並み〜2ケタ増と、開きはあるものの増勢を維持した。

 

中京 全国水準を下回る

 (名古屋)中京の2月のビール類は前年を割った。小幅ながら全国水準も下回った。新ジャンルの上伸で前年クリアする印もあり、銘柄間に明暗。料飲店筋も苦戦、業務用樽は前年割れ。

 清酒は低調。前年割れの銘柄が多く、2ケタ減も散見。暖冬の昨年に比べ気温も低く天候条件は味方したが、市況が悪い。全国水準に比べても不振が目立った。ウイスキーは微増ペース。需要は堅調だが、原酒枯渇も影響。ワインは前年並ペース。輸入が低調。

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