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2015年6月30日

メルシャン、塩尻に自社管理畑7ha拡大


27年までに60haへ植栽

  メルシャンは29日、日本ワイン「シャトー・メルシャン」の長期的な成長へ向けた取り組みとして、自社管理畑の拡大を発表した。2027年までに、山梨・長野を中心に自社管理畑約60haへの醸造用ぶどう植栽を完了する計画。第1段階として、7月1日から長野県塩尻市片丘地区の畑約7haを賃借、17年春の植栽を予定する。

 消費が拡大するワイン市場において、品質の向上等を背景に年々市場規模が高まる「日本ワイン」。「シャトー・メルシャン」シリーズの販売数量も4年連続で増加、15年も前年比15%となる3万箱(720ml×12本換算)を目標としており、さらなる進化を目指し、自社畑管理畑の拡大を決定した。同シリーズの14年販売数量は2.6万箱だが、35年には7.5万箱へと拡大する計画。拡大分約5万箱のうち2.5万箱は2,000円台後半のシリーズ中核品「ディストリクト」以上のアイテムにしたい考えで、そのためには生ぶどう換算で300t、畑面積で60haの拡充が必要となる。これを見据えた自社管理畑拡大計画の第1段階として、子会社である農業生産法人「メルシャンヴィティコール塩尻」を設立し、長野県塩尻市片丘地区に約7haの自社管理畑を賃借。17年春に植栽を開始し、20年にぶどう初収穫、25年には同畑ぶどうを使用したワインを発売する。

 その他の候補地はまだ決定していないが、同社の目指す“フィネス&エレガンス”に合う産地として、山梨・長野を中心とした畑の拡大を見込んでいる。これにより、現在は7,000箱弱の「ディストリクト」レンジ以上の販売数量を、3万箱まで拡大していく。

 

▼以下略

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