サントリーホールディングスは24日、４月に組織再編すると発表した。国内のビール事業会社を含めた酒類事業を束ねる新会社を傘下に新設。社長には鳥井信宏副社長が就任する。

　新会社は４月１日付で設立する「サントリーBWS」。傘下にビール事業を所管するサントリービール、国内営業のサントリー酒類、ワイン事業のサントリーワインインターナショナルの各事業会社を収める。サントリービール社長にはサントリー酒類の山田賢治常務が就任する。詳細は次の通り。

　〈組織変更〉サントリーホールディングスの改組＝①「経営企画本部」「財経本部」「グローバル事業推進本部」を改組し、「経営企画・財経本部」を新設。その下に、「経営企画部」「財務経理部」「グローバル事業推進部」「事業開発部」を置き、「BPR・IT推進部」を新たに設置　②「人事本部」「人材開発本部」を改組、「ヒューマンリソース本部」を新設。その下に、「人事部」「グローバル人事部」「キャリア開発部」を設置　③「コーポレートコミュニケーション本部」の「企画部」「エコ戦略部」を改組、「サステナビリティ戦略部」「コミュニケーション開発部」を新たに設置　④「MONOZUKURI本部」を新設。その下に、「品質戦略部」「研究企画部」「開発生産推進部」「知的財産部」を置く。

　サントリーBWSの新設＝グループの強みである総合力および国内酒類事業の一体運営体制を一層強化するため、サントリーBWSを新設する。同社には、酒類事業の全体戦略を担う「経営企画部」を置き、傘下となる「サントリービール」「サントリーワインインターナショナル」「サントリー酒類」の３社のほか、「サントリースピリッツ」とも連携をしながら、国内酒類事業の強化を図る。

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