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日刊食品通信
2017年1月24日

10〜12月訪日外国人菓子購入、3期連続減少


単価10.6%減も購入率1.5%減と購買行動が変化

  訪日外国人の2016年10〜12月菓子購入が、購入率、購入者単価とも減少し、3期連続のマイナスとなったことがわかった。観光庁がこのほど発表した平成28年10〜12月期の「訪日外国人消費動向調査」のうち、「国籍・地域(21区分)別 費目別購入率および購入者単価」の買い物代から本紙が算出した。それによると、訪日外国人1人当たりの菓子類の購入者単価は8,339円、前期比89.4%、購入率は63.5%と前期に比べて1.5ポイント下落、7〜9月期に比べても1.9ポイント下落しており、購買行動の変化が浮き彫りとなっている。

 地域別購入者単価でみると、アジア地域では、中国1万1,664円(前期比89.5%)、香港8,869円(96.5%)、台湾8,561円(84.7%)、韓国5,614円(99.7%)、タイ1万1,385円(100.3%)、シンガポール9,378円(107.5%)、マレーシア9,617円(118.4%)、インドネシア9,569円(50.7%)、フィリピン7,085円(85.6%)、ベトナム9,900円(101.4%)、インド7,198円(67.9%)。特に、“爆買い”が多かった地域の購入率では、中国62.6%(4.5ポイント減)、香港61.7%(2P減)、韓国79.2%(0.3P減)、マレーシア50.6%(4.5P減)、インドネシア52.2%(4.5P減)、フィリピン51.6%(12.5P減)など、購入者単価に比べて購入率の減少幅は小さく、購入意欲はさほど落ち込んでいないと推定される。

 また、欧米の購入者単価は、イギリス6,160円(111.1%)、ドイツ5,486円(72.4%)、フランス4,649円(96.4%)、スペイン7,532円(152.1%)、ロシア9,493円(104.2%)、アメリカ5,255円(72.2%)、オーストラリア6.975円(101.2%)。イギリス、ロシアなど一部を除き前年を割った。

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