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日刊食品通信
2026年1月28日

伸長するアイス市場、“冬アイス”が貢献


安心の定番品に季節感を付加

 アイスクリーム市場が好調だ。2024年度に5年連続で過去最高の売り上げを更新し、25年度も上期を3%増で折り返した。下期も10月、11月をいずれも2%増、12月を9%増で推移しており、6年連続の過去最高更新が期待される。

 下期に入り、各社が提案する“冬アイス”が冬季の売り上げに貢献している。消費者の生活防衛意識が高まる中、定番品に季節感を付加した“冬アイス”は、消費者の「新商品を買うという冒険より、安心感のある定番品を購入する」というニーズを捉えている。

 “冬アイス”は、冬に特化して開発されたアイスクリーム。暑さを避ける必要がない季節に提案される“冬アイス”は、ミルクの濃厚さや上質な味わいを背景に市場で存在感を高めている。12月の売り上げをみると、ロッテの“爽 濃いバニラ”が40%増、200円から230円に単価アップした“贅沢濃厚バニラ”が2.2倍、“冬限定品質”を打ち出した森永製菓「ジャンボシリーズ」が15%増と好調で、明治が冬限定で発売した「Dear Milk 特濃」も売り上げ増に寄与している。

 アイスクリーム市場を上期と下期に分けると、上期が65%強と比重が高い。しかし、その差は、近年縮小する傾向で、アイスクリーム市場のさらなる拡大には、下期の販売増が不可欠だ。“冬アイス”は、定番品の安心感に季節感が加わることで店頭の鮮度を保つ。また、「冬アイス」はミルクの濃厚さや上質な味わいを背景に小売価格200円超の中間価格帯でも好調で、アイスクリームのさらなる可能性を試す商品としても注目される。

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