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日刊食品通信
2025年12月17日

11月のアイス2%増(本紙調)


ミルク系が好調、値上げ効果も

 11月のアイスクリーム売上高は、2%程度前年を上回った(本紙調)。気温は寒暖の変化が大きくなったものの、概ね平年よりも高めで推移。メーカーによって明暗が大きかったが、値上げ効果もあって前年実績をクリアした。アイテムをみると、氷菓系が低調だった一方で“冬仕立て”のミルク系の好調が目立った。4月からの今期累計は2%増。11月の各社実績は次の通り。

 ロッテは10%減で市販用が10%減、業務用が2%減。前半の気温低下に加え、新商品が減った(チョコパイキャラメル)。「クーリッシュ」は17%減で、“濃いバニラ”が11%減、“濃いベルギーチョコ”が22%減、昨年4.6倍だった“コーヒー”は反動で39%減、“濃厚ミカン”が22%減。「爽」が23%増で、“濃いバニラ”が6%減、“贅沢濃味バニラ”が前年の“ラ・フランス”比47%増、“練乳いちご”が前年並み、“生チョコinバニラ”が10%増。「雪見だいふく」が18%減で、“バニラ”が3%減“ミニ雪見”が8%減。“premium マンゴー”は36%減、“コクのショコラ”が前年並み。「モナ王」は7%減で“バニラ”が1%減、マルチが11%減、“クランキー”は24%増。「レディーボーデン」が前年並みで、ミニカップが23%増、“パイント”は21%増、マルチは20%減。発売日の月ズレがあった「ガーナ」は31%減。「バニラバー」が前年並み。「ハーシー」が8%減。「ドール」が18%減。「カルピス」が17%減。

 森永乳業は6%減。「パルム」が17%増でノベルティチョコが前年並み、フレーバーが5.8倍、マルチ赤箱が7%増、同フレーバーが17%増。昨年48%増だった「モウ」は反動で27%減。

 

▼以下略

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