日刊食品通信 記事詳細

バック
ナンバーへ
日刊食品通信
2025年12月16日

11月の発酵乳、7%増で着地(本紙調)


感染症予防意識から機能性ドリンクが大幅増

 本紙調べによる11月の発酵乳実績は、金額ベース合計で前年比7%増を見込む。8月の価格改定、秋冬の棚割においてプレーンや4連において競争が激化し、商品によって増減が分かれた。ドリンクタイプは、通常よりも早くインフルエンザの流行が起こったこともあり、機能性を訴求した商品に伸びがみられ、2ケタ増の伸びをみせた。

 カテゴリー別では、ハードは前年並み、ソフトは2%減、プレーンは6%増、ドリンクは11%増を見込む。

 12月第2週時点でもインフルエンザなどの感染症予防の観点から機能性を訴求したドリンク商品の伸びが続いている。一方で、機能性の伸びは「流行時期の前倒し需要」との見方もあり、「年明け以降、機能性を中心とした発酵乳の需要喚起が改めて重要になる」(関係者)と指摘している。

 とはいえ、冬場は「体調管理」意識が特に高まる時期であるだけに、商品の特徴を強く発信し、トライアル層の固定化につなげたいところだ。

 明治は本紙推定で10%増。「ブルガリア」は1%増。このうち「プレーン」は5%増、4連は5%減となった。「テトラトップ」シリーズは前年割れ。「R-1」は個食は15%増、ドリンクタイプは25%増と奮闘したことで、トータルでは24%増となった。「LG」「PA-3」は前年割れ。新商品の「ヘモグロビンA1c」ヨーグルトは計画比2倍強と引き続き好調に推移。商品特長の明確さがターゲット層に刺さり伸長した模様。「十勝」シリーズは15%増と継続伸長。

 

▼以下略

サービスのお申し込みにつきましては、お電話またはフォームよりお願い致します

  • お申し込みにつきましては、弊社が受信確認後、お客様にご確認事項を通知してから、書籍とご請求書を郵送致します。
  • 電子版、紙版どちらも下記よりお申し込みになれます。

バックナンバーへ

媒体紹介へ