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日刊食品通信
2025年12月5日

11月の大手5社RTD販売、3%減(本紙調)


 本紙が推定した11月のRTD販売実績(ウイスキーハイボールを含む缶製品)は、システム障害に陥っているアサヒを除く主要5社※の合計で前年同月比97.3%と、2ヵ月ぶりのマイナスとなった。5社中1社がプラス。昨年との商品施策上の裏返しや、前年より営業日数が1〜2日少なかったなどが要因とみられる。累計(1〜11月)は前年同期比100.3%と前年並み(※サントリー、キリンビール、宝酒造、サッポロビール、合同酒精)。

 サントリーの「-196」無糖と「茉莉花〈ジャスミン茶割・JJ〉」ブランドが好調。「茉莉花」は、10月末に新フレーバー「緑茶割・JR缶」を発売したため、引き続き伸長。また、7月にリニューアル発売した「-196」は、通年の3フレーバーだけではなく、8月から続く限定缶の展開によりユーザーの支持を獲得。キリン「氷結 無糖」ブランドも好調。合同酒精は、PBブランドが大きく伸長したほか、NBも前年を超えて推移している。

 11月の主要銘柄の動きをみると、無糖系やレモンサワーが市場を大きくけん引。累計(1〜11月)も、上記に加えハイボールなどの銘柄のリードが続いた。

 11月のブランド計を除く上位20銘柄の構成比(アサヒを除く)は79.0%、前年同月比は98.4%だった。アルコール度数別の内訳(前年同月構成比)は、7%超の高アルが34%(34%)、4〜6%のミドルが31%(27%)、低アルが5%(8%)、複数の度数を展開するその他は30%(31%)で、数量ベースの前年同月比は同順で、96.6%、116.2%、63.0%、93.8%だった。

 

▼以下略

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