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2025年12月2日
11月の大手3社ビール販売5%減
本紙が推定した11月の国産大手3社(除く、アサヒ)ビール販売は、前年同月比95%強となった。基幹商品数銘柄が堅調に推移、新製品も上乗せしたが、4割弱を占めた業務用樽とびんが低調で(別掲)、全体を下押しした。また、旧新ジャンルと発泡酒も、ともに91%弱で、3カテゴリー計では93%弱。構成比は、ビールが51.4%(前年同月50.2%)、旧新ジャンルが31.9%(32.7%)、発泡酒は16.7%(17.1%)だった。
同様の1~11月累計は、ビールが101%強、旧新ジャンルが91%強、発泡酒は95%強、合計で97%弱。構成比は同順で、49.6%(前年同期47.4%)、32.5%(34.4%)、17.9%(18.2%)となっている。
今月からはアサヒのEOSによる受発注が再開されるが、同社のシステム障害による影響は大きく、25年通年のビール類販売は、当初見込みを割り込むことが必至で、長期に亘る実質賃金の減少を背景としたカテゴリー内外での消費移行や、年末に向けた業務用消費の行方が注視されるところだ。
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