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日刊食品通信
2025年11月26日

10月の発酵乳、2%増で着地(本紙調)


 本紙調べによる10月の発酵乳実績は、金額ベース合計で前年比2%増を見込む。8月の価格改定による影響がプレーンにおいても起こり、商品によって増減差が生じた。ドリンクタイプは、通常よりも早くインフルエンザの流行が起こったこともあり、機能性を訴求した商品に伸びがみられ、前年を上回った。

 また、厳しい家計環境の中、堅実な消費傾向が強まり、発酵乳においても遊びの少ない、認知度の高いブランド商品を買い求める傾向がみられる。このような中、環境配慮の視点からの容器変更、ターゲットを明確にした新商品の提案など好調な動きをみせた商品も出てきており、消費者に刺さる「商品設計」も重要となっている。

 カテゴリー別では、ハードは前年並み、ソフトは9%減、プレーンは6%増、ドリンクは2%増を見込む。

 冬場に向けた取り組みとして、体調管理など機能性を訴求した商品を訴求する動きがみられる。また、プレーンなどボリュームゾーンカテゴリーを強化する動きもでている。ヨーグルトのもつ「腸を整える」働きと、おいしさを訴求する「食材」としての魅力という両軸での販促を強化し、冬場の需要期の市場活性を狙いたいところだ。

 明治は本紙推定で2%増。「ブルガリア」は1%増。このうち「プレーン」は7%増、4連は10%減となった。「テトラトップ」シリーズは前年割れ。「R-1」は個食は1%増、ドリンクタイプは7%増と奮闘したことで、トータルでは6%増となった。「LG」「PA-3」は前年割れ。新商品の「ヘモグロビンA1c対策」ヨーグルトは計画比2倍強と好調な滑り出し。商品特長の明確さがターゲット層に刺さり伸長した模様。

 

▼以下略

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