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2025年11月25日
業務用プレミックス、復調の兆しあり
人手不足に対応した製品を続々投入
数年前に高級食パンブームも終了するなど、最終製品のヒット商品が見当たらない一方で、ベーカリーミックスが好調に推移。人手不足で時短や作業効率を求められることが追い風になり、プレミックスの人気を高める要因になっている。特に、打ち粉や追い種のいらないプレミックスなどは、バックヤードでの作業にも適しており、また、時間が経っても、再加熱してもサク味感が続くといった機能性にも注目が集まっている。
コロナ禍の終了以降、食品業界全体での回復が顕著になるにつれ、業務用プレミックス全体も回復傾向があらわになった。特に、外食・中食領域においては、これまで以上に顧客企画のヒットがプレミックスの業績に与える影響が大きくなっている。加糖ミックスは、インストアベーカリー向けなどのベーカリーミックスやドーナツチェーン向け製品が好調に推移。一方、新規顧客の開拓にも精力的に取り組んでいるが、トレンドの変遷が早いことなどもあり、必ずしも採用に至るわけでもないといった事態も散見され、厳しい状況となったメーカーもあった。また、人手不足の影響から、プレミックスの使用から冷凍生地、焼成後冷凍パンの使用へとシフトする動きもあり、顧客ニーズに適した営業活動、提案活動が求められる。
無糖ミックスは、こちらも人手不足に対応した製品が好調に推移しており、打ち粉や追い種不要の天ぷら粉が人気となっている。
▼以下略
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