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日刊食品通信
2025年10月28日

9月首都圏酒類卸商況、3%増


酷暑が和らぎ、酒類への関心が回復

 9月の首都圏酒類卸商況は103%と推定。月末にアサヒビールへのサイバー攻撃による混乱が起きるまで、ビールは好調に推移していた。ようやく酷暑が和らいで需要が回復し、業務用は106%ほどと好調。一方の家庭用は伸びておらず、98%ほどとみられる。

 ビール類は102%。ビールは106%。新商品「グッドエール」は「日本らしいエールビールだ」「RTDユーザーに好まれそう」など、評判は上々。エコノミーは95%ほど。

 RTDは109%。お茶割りが話題に上ることが多く、飲み会の後でもう一軒に行く代わりにCVSで購入して飲むというスタイルも。ウイスキーだけでなく焼酎の入り口にもなっている。

 日本酒は105%。10月値上げ前の仮需は、低価格の紙パックで多少あった模様。気温が下がって需要を後押し。需要期に向け、燗酒のオペレーションを簡素化できるかがカギ。

 焼酎甲類は95%、焼酎乙類は97%。RTDと同じくお茶割りの存在感が高まる。ワインは102%。輸入が苦戦。試飲会では1,000円前後の低価格アイテムが目玉の一つに。

 ウイスキーは90%を切るか。ハイボール需要は堅調も、高価格の国産クラフトは勢いに陰り。10月1日発売の「SOGAINI」(参考売価税別2,000円)は好調という。

 

▼以下略

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