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日刊食品通信
2025年10月23日

上期のアイスクリーム、3%増(本紙調)


猛暑が追い風、下期は値上げの影響が焦点

 本紙調べによる2025年度上期(4~9月)のアイスクリーム市場は、3%程度前年を上回った。

 9月は月末にかけて九州や北海道、日本海側で大雨に見舞われ3%のマイナスとなったが、4月から8月までの累計を3%強上回って推移しており、上期トータルで前期を上回った。

 上期を月別でみると、4月は2%減、5月は2%減、6月は9%増、7月は6%増、8月は前年並み。9月は3%減。2%のマイナスでスタートした市況は、6月以降前年実績を上回って推移。最需要期である7~8月も気温の上昇を背景に好調だった。

 一方、アイスクリームの定番品は22年に3年ぶりとなる値上げを実施。さらに23年3月、24年9月にも値上げが行われ、直近の25年9月の価格改定では、定番品が180円に改定された。値上げ後も消費減退を最小限に抑えるためには、消費者をアイス売り場に向かわせる魅力ある新商品投入が不可欠だ。

 これまでアイスクリーム市場は、主力商品のブラッシュアップに加え、セカンド・サードフレーバーを継続的に投入することで、常に定番品が鮮度を保つという構図が支えており、今夏の消費動向でも、定番品の新商品が健闘している。

 

▼以下略

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