日刊食品通信 記事詳細
バックナンバーへ

2025年10月20日
CVS各社、平均日販60万円台時代に突入
セブン一人勝ちは過去のものに
上場CVS6社の2026年2月期第2四半期決算が出そろった。今回、平均日販(1日1店あたりの売上高)という指標に注目すると、原材料高や各種コスト高騰から客単価(一品単価)が引き続き上昇、日販は60万円台に突入したといっていい。今世紀初頭、すでに60万円台を達成していたセブン-イレブンを除き各社おおむね40万円台(消滅したブランド含む)だったことを考えると、四半世紀で飛躍的な伸長をみせている。昨今の原材料高騰という外部要因もあるが、弛まぬ商品開発による商品力の向上、商品の高質化による単価アップといった内部要因も見逃せない。
上期の日販(全店)をみていくと、セブンが70.3万円と前年同期比0.4万円増、2年ぶりに70万円台に達した。ファミマは過去最高の59.5万円で2.2万円増、60万円にわずかに及ばなかったが大台突破は時間の問題だろう。一方、ローソンは60.3万円で過去最高を更新、初の60万円に到達。スリーエフは全店「ローソン・スリーエフ」ブランドで展開、2.3万円増の62.3万円で前年同期に続き2期連続60万円台を達成した。1都3県限定立地という強みを生かした。ミニストップだけは44.0万円にとどまり、他と水をあけられているが、猛暑の影響で強みである店内加工ファストフードは好調に推移した。
▼以下略
サービスのお申し込みにつきましては、お電話またはフォームよりお願い致します
- お申し込みにつきましては、弊社が受信確認後、お客様にご確認事項を通知してから、書籍とご請求書を郵送致します。
- 電子版、紙版どちらも下記よりお申し込みになれます。