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日刊食品通信
2025年10月15日

加工油脂、かゆいところに手が届く体制構築


技術力を発揮し、日本発のおいしさを世界へ

 消費者の節約志向が継続するなか、大阪・関西万博などの観光需要の高まりに合わせ、土産物向けの加工油脂製品が好調に推移している。カカオの高騰やバター不足、鶏卵不足に対しても、それらを代替する機能性素材をいち早く提供し、日本発のおいしさを途絶えさせない取り組みが絶え間なく続けられている。同業界は、今後も食品製造業者が求めるもの以上のソリューションを提供し続けていく。

 原材料価格や包材費、資材費、動燃費や人件費などコストインフレが継続するなか、最終製品への価格転嫁・量目の縮小が続くことから、消費者の節約志向も継続。一方、4月から開催された大阪・関西万博等の影響もあり、インバウンド需要を含む観光需要で土産物向け製品などは好調に推移した。在阪のメーカーでは、大阪・関西万博に出展した企業もあり、植物性素材を使った製品など未来の食をアピールした。

 カカオ脂高騰によるチョコレート用油脂需要の増加やバターの高騰よるバター代替のマーガリン需要の増加など、コスト環境は厳しいながらも、それを補う製品でのソリューションを提供できるのが加工油脂業界の技術力。鶏卵の高騰に対しても、卵代替となる機能性油脂やプラントベースフードを提案するなど、かゆいところに手が届く体制が構築されている。

 

▼以下略

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