日刊食品通信 記事詳細

バック
ナンバーへ
日刊食品通信
2025年10月14日

9月流通菓子出荷実績3%増(本紙調)


ハロウィン売り場拡大で大袋が伸長

 日刊経済通信社推計による2025年9月の流通菓子出荷実績(金額ベース)は、合計(チョコレート・ビスケット・キャンディ・スナック菓子・チューインガム)で前年同月比103%と前月のマイナスから復調した。

 前月が猛暑と7月から続く大手メーカーの価格改定の影響でトータルでは10ヵ月ぶりの前年割れとなるなど苦戦、9月も平均気温は基準値より高かったが、予想に反して堅調に推移。店頭価格の上昇で苦戦が続いていた大袋商品は、10月末のハロウィンに向けての専用商品の投入が活発化。チョコレート、ビスケットに加え、グミや米菓などカテゴリーの拡大も寄与し、9月までの専用品出荷は本紙推計で2ケタ増と好調に推移した。さらに、ハロウィン商品とともに通常販売の大袋も、特売を含めた販促対応や防災の日以降も備蓄需要の高まりなどで、前年を上回ったようだ。

 従来は秋季商戦のスタート月として、2~3週目以降の新商品投入が通例であったが、今秋冬は各社とも「芋」「栗」など限定商品を除き、SKUの絞り込みが目立つ。特に、大手組織小売業向けの専用商品が大幅に減少。その一方で菓子の異業種間コラボ商品は拡大。主力商品の活性化と話題性で新規ユーザーの取り込みを狙っている。

 本紙が推計したカテゴリー別推計値(前年同月比)は、チョコレートが合計で103%と推定。ソリッドチョコは103%、そのうちハイカカオ・機能性チョコは108%。センターアソートは96%。ナッツチョコは88%。チョコスナックは101%。大袋は103%。小粒・子どもチョコは105%。

 

▼以下略

サービスのお申し込みにつきましては、お電話またはフォームよりお願い致します

  • お申し込みにつきましては、弊社が受信確認後、お客様にご確認事項を通知してから、書籍とご請求書を郵送致します。
  • 電子版、紙版どちらも下記よりお申し込みになれます。

バックナンバーへ

媒体紹介へ