財務省が26日発表した2025年８月の貿易統計によると、うま味調味料のグルタミン酸ナトリウム（MSG）の輸入通関実績は、１kgあたりの輸入単価が219.3円、前月比では0.2円上昇の100.1%となった。３月に２年８ヵ月ぶり単価が220円を割ったが、４月も為替が円高に振れてきたことで、さらに下落。５月には22年４月以来210円割れとなったが、６月はブラジルが前月比で124.4％と上昇し全体を押し上げ219.3円となり、以降220円割れが続いている。前年同月比では95.0%。輸入量は8,623t、前年比97.4%、金額18億9,114万円、92.5%。前月比の単価では前月並みから微増となった。

　国別では、ベトナムは数量1,758t、前年比90.5%、単価は248.7円、前月比は4.0円上がり101.6%。前年比は95.6%。インドネシアは数量2,203t、前年比112.8%、単価は248.3円、前月比は0.6円上がり100.2%。前年比では96.6%。

　ブラジルは数量2,098t、105.1%、単価は246.0円、前月比は2.8円上がり101.1%。前年比では93.9%。中国は数量2,479t、90.5%、単価は147.8円、前月比は2.0円上がり101.4%。前年比は89.3%。台湾は数量77t、60.2%、単価は274.2円、前月比は5.5円上がり102.1%。前年比は96.5%。

　一方、核酸の輸入単価は合計で1,567.9円、前月比は140.8円上がり109.9%、前年比は95.4%。輸入数量は249t、115.5%、金額は３億9,186万円、110.2%。

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