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日刊食品通信
2025年9月26日

8月首都圏酒類卸商況、前年並み


酷暑に加え節約志向も変わらず

 8月の首都圏酒類卸商況は前年並みと推定。酷暑に加え、物価上昇や節約志向の影響も継続。業務用は全般的に客足が遠のくなか、一部商業施設では涼を求めて賑わい、イベントは別財布で楽しまれるなど、102%ほどと健闘した模様。家庭用はEC好調の声もあったが、99%ほど。

 ビール類は96%。ビールは97%。業務用減少とよりさっぱりした味わいのものへ流出したとみられる。エコノミーは94%ほど。RTDは95%と減少。「-196」新定番やお茶割りは好調。低価格PBに流れているとの指摘も。日本酒は95%。酒ハイ導入は進んでいるが、実需はこれから。焼酎甲類は98%。焼酎乙類は95%。お茶割り提案に活路か。ワインは前年並み。国産は回復基調に。「赤玉プレミアム」に期待感。輸入は減少。シャンパーニュなどトランプ関税の影響で日本市場に注力する動き。ウイスキーは95%。高額品の動きに鈍りか。ハイボール需要は堅調。ハイボール缶がウイスキーの入り口に。ジンは国産クラフトに伸び。常温のミネラルウォーターで割る提案も。テキーラは「クエルボ」が好調。ノンアルは好調に推移。キリン「ラガーゼロ」、サントリー「ザ・ベゼルズ」など9月発売商品に期待大。ゼブラ飲みがカギ。業務用ではノンアルカクテル拡充のためシロップが好調との声も。

 9月は気候が涼しくなり、日本酒の需要増に期待。そろそろ焼酎が上向くとの見方も。前年並み~1ケタ増の見込み。

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