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日刊食品通信
2025年9月24日

転換期迎えたカプセル式コーヒーマシン市場


ドリップ文化に適応

 カプセル式レギュラーコーヒーマシン市場は過渡期にある。欧米の主流で、日本でも2ケタのシェアは時間の問題とされていたが、その見通しは外れた。長期では拡大しているが、期待値には遠い。

 成長を妨げている要因として、ビジネスの肝であるカプセルのサブスクリプションの普及度、複数回の値上げなどが考えられるが、「コーヒー文化の違い」(業界関係者)とする声が多い。欧米では「ネスプレッソ」をはじめエスプレッソが各国の嗜好にマッチしている一方、ドリップが当たり前の日本では最適なマシンが少ない。この状況を背景にネスレ日本は、秋冬に発売した「ネスカフェ ドルチェ グスト ネオ」にドリップ機能を付けている。

 常務執行役員の島川 基飲料事業本部長は同マシンの役割を“カプセル式レギュラーコーヒーマシンの啓蒙”としており、「『ネスカフェ ドルチェ グスト』全体では既に国内400万台以上を出荷し、現ユーザーからは支持を得ている。一方で非体験層が圧倒的に多いのも事実で、『カプセル式レギュラーコーヒーマシンとは何か』が伝わっていないことによるものと考える。革新的な『ネオ』でその価値を伝えていく」と、新規ユーザーの獲得に向け意気込む。

 

▼以下略

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