８月のアイスクリーム販売実績は、前年並みだった（本紙調）。

　平均気温は北・東・西日本でかなり高くなった。５日は関東甲信地方各地で最高気温が40℃を上回り、群馬県伊勢崎では41.8℃と全国での過去最高を更新。また、長期的な気候変動の監視に用いる15地点の観測値による日本の月平均気温の基準値からの偏差は+1.84℃で、これまで最も高かった2023年に次いで２位タイの高温となった。

　アイスクリームの商況は、お盆前後が天候起因により苦戦。９月の値上げを前に一部で主力ブランドの駆け込み需要がみられたものの、昨年９月にも値上げが行われたため上乗せはなかった。また、「酷暑による外出控えが影響したのでは」（大手メーカー）との声も聞かれた。なお、前年実績は７%増と高く、前年並みも高水準を確保した。４～８月累計では２%増。８月単月の各社実績は次の通り。

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