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日刊食品通信
2025年9月11日

トマトジュース、今年上期も好調継続


トマト飲料の味わいも多様化

 トマトジュースが今年上期(1~6月)も好調に推移している。トマトジュースの上期JAS格付実績は5万758t・前年同期比7.1%増と大きく伸長した。

 トマトジュースは近年、市場規模の拡大が続いている。①トマトが持つリコピンやGABAといった健康価値に関心が高いと思われる50代以上の購入量がさらに拡大②SNSを中心にトマトやリコピンと美容・健康に関する話題が増え、20~30代の購入率が増加 ③生鮮野菜価格の高騰により、品質や価格が安定しているトマトジュースが評価され、生鮮トマトの代わりとして利用された―といった理由から、トマトジュースの飲用習慣が広まり、ヘビーユーザーが増えたことで出荷好調につながっている。

 トップメーカーであるカゴメのトマトジュース上期売上高は102億円・12%増と2ケタ増。引き続き、美容関心層の新規ユーザー流入・ヘビーユーザー化で好調を維持した。今春から俳優の玉木 宏を起用した新テレビCM「血圧仮面」篇を放映。改めてメインユーザーである健康関心層への訴求に注力している。

 一方、トマトジュースの味わいが苦手な消費者も多いことから、各社はトマト飲料の味わい多様化に注力している。カゴメは7月、「カゴメ野菜ジュース トマトサラダ」を発売。トマト・にんじん・ほうれん草・レタスの4種類の野菜を使用し、“飲むトマトサラダ”としても楽しめる野菜ジュース。キッコーマン食品は8月下旬までの限定で、夏でもごくごく飲めるトマトジュース「デルモンテ 塩トマト」を販売。

 

▼以下略

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