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日刊食品通信
2025年9月4日

8月の大手RTD販売、7%減(本紙調)


酷暑等要因で、客足遠のく

 本紙が推定した8月のRTD販売実績(ウイスキーハイボールを含む缶製品)は、主要6社※の合計で前年同月比93.4%とマイナスとなった。ビール類と同じように、異常な酷暑、物価高、局地的な大雨、実質賃金の停滞などによる先行き不安や営業日が1日少なかったことなどが背景にある。ただ、無糖系は大幅に続伸した。累計(1〜8月)は前年同期比101.5%とプラス。(※サントリー、キリンビール、宝酒造、アサヒビール、サッポロビール、合同酒精)

 単月の販売実績はマイナスも、無糖とジンソーダは好調だった。サントリーの「-196無糖」やキリン「氷結無糖」が伸長。ジンソーダのアサヒ「GINON」やレモンサワーのサッポロ「濃いめブランド レモン・グレフル」も好調に推移した。

 累計(1〜8月)も、無糖系やハイボール、特長が濃い銘柄のリードが続いた。

 一方、8月のブランド計を除く上位20銘柄の構成比は76.4%、前年同月比は96.9%だった。アルコール度数別の内訳(前年同月構成比)は、7%超の高アルが33%(34%)、4〜6%のミドルが34%(31%)、低アルが5%(7%)、複数の度数を展開するその他は28%(28%)で、数量ベースの前年同月比は同順で、93%、108%、73%、96%だった。

 同様に、1〜8月の上位20銘柄構成比は76.2%、前年同期比は103.5%だった。度数別内訳(前年同期)は、高アルが34%(37%)、ミドルが31%(28%)、低アル5%(6%)、その他29%(29%)。数量ベースの前年同期比は同順で、97%、114%、91%、104%だった。

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