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2025年8月28日
7月首都圏酒類卸商況、2%減
酷暑で料飲店のほか、SM・CVSも客足鈍る
7月の首都圏酒類卸商況は98%と推定。酷暑により外出自体が減っている模様で、客足が減少。料飲店だけでなくSMやCVSも振るわず、EC販売もさほど活発でないとの声もあった。業務用は99%程度、家庭用は97%程度。一部では選挙も影響した。ほか、RTDの併飲が進行、ウイスキーが踊り場に入ったなど。花火大会やビアガーデンによる伸びも特に聞かれなかった。
ビール類は98%程度。ビールは101%ほど。エコノミーは95%ほど。RTDへの流出が継続。RTDは引き続き好調で104%。無糖が中心だが「-196」新定番3種の初速がよく、今後も伸びていくことに強い期待感。一方、お茶割りも人気が出てきたという話も。日本酒は95%。酒ハイ提案が進むと同時に、酒本来の味わいを伝える取り組みも。「本当においしい樽酒もあり、手間はかかるが料飲店で人気だ」(卸筋)。焼酎甲類は98%、焼酎乙類は96%。ワインは97%。国産はようやく回復基調。輸入は減少。ウイスキーは90%より悪いか。ハイボール需要は継続も、大容量の落ち込み、定番品や国産クラフトの動き鈍化など、勢いが一段落。ワインやウイスキーはトランプ関税の影響で日本に売り先を求める動きも。ジンは「翠」「ROKU」の人気が波及したか、規模は小さいものの他アイテムも好調。ノンアルは続伸。各種新商品効果で市場拡大は確実と思われる。
8月も酷暑で厳しい流れが続く。前年割れの可能性も出てきた。お盆の影響はみられなかった。海の家は不振の模様。
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