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日刊食品通信
2025年8月13日

7月の流通菓子出荷実績1%増(本紙調)


前年の価格改定前仮需と今期価格改定が影響

 日刊経済通信社推計による2025年7月の流通菓子出荷実績(金額ベース)は、合計(チョコレート・ビスケット・キャンディ・スナック菓子・チューインガム)は前年同月比101%の微減だったが10ヵ月連続の増勢となった。

 7月も連日の猛暑日・真夏日で外出機会が減る中でも、ポケット商品が好調。6月に続き7月も大手メーカーの価格改定でチョコレートを中心に価格改定が実施され、前年の値上げ前の仮需と今年は5、6月の価格改定の仮需により7月単月では一部メーカーは売り上げを落としたものの、チョコスナック、子ども商品は好調。猛暑の影響を割り引いても堅調に推移した。

 キャンディは、のど飴やミルク系などハードキャンディが影響を受け、ビスケットは半生ケーキが苦戦。その一方で、チョコレートの価格上昇で一部購買者がクッキー・ソフトビスケットのチョコ掛け商品に流れたため伸長するなど明暗が分れた。塩系のタブレットは大幅に伸長した。スナック菓子は、ポテト系で袋チップスとともに成型タイプが特売頻度が上がったこともあり堅調に推移。

 8月に入り台風や豪雨被害が増えており、猛暑で日中の外出機会が減ることも予想されるため、災害対策としての家庭内でのビスケット、チョコレートの備蓄も進みそうだ。

 

▼以下略

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