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日刊食品通信
2025年8月6日

7月の大手RTD販売、続伸


1〜7月も102%と増勢を維持

 本紙が推定した7月のRTD販売実績(ウイスキーハイボールを含む缶製品)は、主要6社※の合計で前年同月比103.4%と2ヵ月連続のプラスとなった。累計(1〜7月)も前年同期比102.3%とプラスを堅持した。(※サントリー、キリンビール、宝酒造、アサヒビール、サッポロビール、合同酒精)

 特に、サントリーから発売された「-196」の躍進に注目したい。7月29日に発売したが、わずか3日間で92万箱(350ml換算)を達成するハイペースで上位銘柄に加わった。発売前後にテレビCMや屋外広告を使った販売促進が上手く機能し、発売記念で力を入れている一部量販店も見られた。食中酒として、無糖やジン・ソーダなどが好調であったが、ユーザーにとって新しい選択肢が生まれた。

 7月の主要銘柄の動きをみると、引き続き無糖系とハイボールなどが市場をけん引。累計(1〜7月)も、無糖系やハイボール、特長が濃い銘柄のリードが続いた。

 一方、7月のブランド計を除く上位20銘柄の構成比は83.6%、前年同月比は96.6%だった。アルコール度数別の内訳(前年同月構成比)は、7%超の高アルが38%(40%)、4〜6%のミドルが28%(28%)、低アルが5%(5%)、複数の度数を展開するその他は29%(27%)で、数量ベースの前年同月比は同順で、92%、95%、106%、104%だった。

 同様に、1〜7月の上位20銘柄構成比は80.2%、前年同期比は101.5%だった。度数別内訳(前年同期)は、高アルが38%(41%)、ミドルが28%(26%)、低アル5%(5%)、その他28%(27%)。数量ベースの前年同期比は同順で、94%、111%、95%、105%だった。

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