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2025年7月28日
6月首都圏酒類卸商況、微減
酷暑で伸び悩み、需要はRTDへ
6月の首都圏酒類卸商況は99%と推定。「そこまで悪かったとは言い切れないが、いまいち伸びていかなかった。猛烈な暑さや天候不順が影響した」(卸筋)。酷暑と仮需の余韻でビールが伸びなかった。反面、RTDは好調。業務用は大雨もあり101%程度。家庭用は98%程度。引き続き、消費者の意識は米騒動や食品値上げに向いており、酒類への関心の低下が感じられた。
ビール類は97%。ビールは98%。あまりの暑さにRTDへの流出が聞かれた。よりさっぱりとした味わいの飲み物にシフトする動き。それでも「黒ラベル」好調。銀座の「THE BAR」など実体験の積み重ねが若者に刺さる。エコノミーは95%。RTDは104%ほど。酷暑が追い風に。月末発売の「-196」新定番品に期待が高まる。日本酒は98%。悪いながらも1.8Lや大容量が出た。焼酎甲類は98%、焼酎乙類は99%。甲類はお茶割の普及がカギ。ワインは97%。国産が底を打ち、輸入が減少。低価格帯の需要あり。ウイスキーは98%。ハイボール需要は堅調も、高額品の動きが鈍る。ノンアルは需要増。9月発売の業務用“ベースのノンアル”「ZEROPPA」を使用した「ゼロよいサワー」で市場拡大が見込まれる。選択肢を広げるため、ノンアルワインの問い合わせ増も聞かれた。
7月は引き続く酷暑でビールが伸び悩む。RTDは好調に推移。酒類計は前年並みで着地とみられる。
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