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2025年7月15日
チーズの支出金額、東京都心で1万円に迫る
物量回復が喫緊の課題に
チーズの支出金額が増加している。昨今の値上げが主な要因だが、家庭での調理用途が堅調で、喫食機会が増加していることも背景だ。
2024年(1~12月)のチーズ1世帯当たりの購入状況(総務省家計調査・二人以上の世帯)は、支出金額は7,096円で1.9%増。また、購入数量は3,445gで0.1%増。金額・数量ともに増加した。
家庭用チーズの支出金額は09年に4,000円、16年に5,000円、19年に6,000円を超え、24年には初めて7,000円台となった。複数回の値上げによる物量の低迷が続くものの、チーズの美味しさ、栄養など機能性に対する評価が継続している。
24年の購入状況を地域別にみると、支出金額は、北陸(8.0%増)を筆頭に、東北(6.1%増)、北海道(5.6%増)、沖縄(5.5%増)、東海(4.6%増)、中国(4.6%増)、九州(2.0%増)、関東(0.5%増)で増加する一方、四国(10.3%減)、近畿(0.2%減)で減少。
購入数量は、東北(6.2%増)を筆頭に、北陸(5.1%増)、中国(4.9%増)、北海道(4.9%増)、沖縄(1.3%増)、九州(1.2%増)で増加する一方、四国(11.9%減)、東海(2.5%減)、関東(1.1%減)、近畿(0.1%減)で減少した。
また、県庁所在地別にみると、47県庁所在地のうち、前年をやや下回る32ヵ所で消費支出が6,000円を超過(前年33)し、22県庁所在地では7,000円を超えた(前年21)。
▼以下略
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