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日刊食品通信
2025年7月9日

米国関税25%、好調な酒類輸出に影響必至


25年はウイスキー、日本酒ともプラス

 アメリカのトランプ大統領が「日本の輸入品に対し8月1日から25%の関税を課す」とする書簡を石破 茂首相宛てに送付した。現在日本からの輸入品に対して10%の課税を課しているが、これが25%へと引き上げられる。

 日本の酒類業界関係者からは、想定内とする見方も多いなかで、現実問題としてウイスキー、日本酒などの輸出には高いハードルとなろう。「今秋以降に向けた商談が見送られたり、容量変更など商品スペックの見直しなども余儀なくされている。現地での販売価格変更・値上げで販売にも影響が出始めている」(米国向け輸出比率が高い日本酒蔵元)との声も聞かれる。

 なお、1~5月時点での米国向け輸出を見ると、ウイスキーが数量1,299kl(前年同期比110.3%)、金額66億9,971万円(116.4%)と2ケタの伸長。日本酒は数量3,254kl(100.6%)、金額46億1,700万円(100.0%)とほぼ前年並み。

 また24年年間では、ウイスキー数量2,218kl(78.2%)、金額97億6,193万円(92.5%)。日本酒数量8,003kl(123.1%)、金額114億4,200万円(125.9%)だった。

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