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日刊食品通信
2025年7月4日

ソリューション力を磨く植物油業界


業務用は回復傾向

 度重なる価格改定、特に、オリーブオイルの価格改定により、家庭用食用油市場の数量が減少するなか、インバウンド需要の増加や国内人流の回復に伴い業務用食用油市場が回復傾向にある。

 弊社を含む製油業界関連業界紙9社と日本植物油協会会長の投票により選定された2024年の製油業界10大ニュースでは、上位3つが価格改定の話題が占めるなど、24年も価格改定、特に、オリーブオイルの価格改定に関心が集まった。食用油市場No.1カテゴリーとして着実に成長を続けてきたオリーブオイルの販売数量減は昨年もみられたが、今年も大幅に販売数量が落ち込み、大手製油メーカーは対応を迫られている。一方、東洋のオリーブオイルとも評されるこめ油は、認知度の上昇もあり市場を拡大。家庭用では、こめ油は金額面でキャノーラ油の半分を超える市場となり存在感を強めているとの声もあり、今後の動向から目が離せない存在となっている。

 業務用は、インバウンド需要の増加や国内人流の回復に伴う外食需要や観光需要の持ち直しにより、販売数量が回復したとの声がある一方、まだコロナ前の水準までは回復していないといった指摘もあり、節約志向の高さが需要の抑制に影響を及ぼしている。このような状況のなか、長持ち技術を活用した業務用油脂やプロのためのおいしさデザインオイルなど品質向上や食材コストの上昇、作業性、環境に対応した製品を提案。

 

▼以下略

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