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2025年6月12日
5月の流通菓子出荷実績2%増(本紙調)
SKU減少もチョコ・ビスで定番品が好調
日刊経済通信社推計による2025年5月の流通菓子出荷実績(金額ベース)は、合計(チョコレート・ビスケット・キャンディ・スナック菓子・チューインガム)は前年比102%、ガムを除く4カテゴリーが前年を上回り、8ヵ月連続の増勢となった。
今年も2月以降価格改定が続き、店頭価格が上昇。特にチョコレートはカカオ豆の高値が続きメーカー各社とも春の新商品投入を控え、定番品に注力するなど販売戦略の見直しを迫られている。大袋品(ファミリーパック)についても特売で278円以上が増え値引きが困難な中、比較的価格対応に柔軟性のあるポケット商品の取り扱いで値ごろ感を出す動きが増えている。そのため、各社定番の荷動きが良く、SKU減少をカバーしているようだ。さらに、板チョコをはじめとするソリッドチョコ、チョコスナックでポケット物が好調を持続していることも売り上げ増に寄与している。
スナック菓子はポテト系が価格改定で特売頻度が減少したものの、コーン系、小麦系の特売が増加。キャンディもグミが市場をけん引する一方、ソフトキャンディ、ラムネも好調が続く。2、3月と苦戦したビスケットもソフトビスケット・クッキーが復調。半生は大袋は依然として苦戦するものの、季節限定商品などにより回復基調をたどっている。
本紙が推計したカテゴリー別推計値は、チョコレートが合計で104%と推定。ソリッドチョコは112%、そのうちハイカカオ・機能性チョコは115%。センターアソートは90%。ナッツチョコは104%。
▼以下略
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