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日刊食品通信
2025年6月10日

5月の清涼飲料市場3%減


大型不振に稼働日減と悪天が重なる

 25年5月の清涼飲料市場は、数量ベースで前年比3%減(累計3.5%減)となった。

 前年同月は1%増とベースは高くなかったが、物価高の影響で引き続き大型PETが不振。また、多くのメーカーが前年比で稼働日が少なかった。さらに天候面はあまり恵まれず、前年同月と比べ気温の低いエリアが散見。降水量も多く、止渇需要や行楽シーンでの消費が滞った。ミネラルウォーターや茶系のブランドの不調は大型PET減少によるところが大きいが、悪天も関わっている。

 コカ・コーラシステム=全体2%減(1%減)。「綾鷹」リニューアルのヒットは3月までで一巡。同品含めた茶系ブランドは600ml台の容量攻勢を打ち出しているが、悪天で止渇需要は鈍い(本紙推計)。

 サントリー=全体5%減(5%減)。「天然水」5%減(6%減)は1LPETが好調。「ボス」1%減(3%減)は「クラフトボス」コーヒー微減、紅茶増加。「伊右衛門」3%増(3%減)は「濃い味」「焙じ茶」「京都レモネード」好調。「グリーンダカラ」16%減(12%減)。

 アサヒ=全体前年並み(3%減)。「三ツ矢」14%減(11%減)、「ウィルキンソン」1%減(5%減)、「カルピス」5%減(6%減)、「ワンダ」1%減(4%増)も、キャンペーン効果の「十六茶」30%増(10%増)、フレーバー系好調の「おいしい水」21%増(2%減)。

 

▼以下略

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