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日刊食品通信
2025年5月29日

ブルドック前期、業務用・海外が好調


 ブルドックソースは28日、2025年3月期決算説明会をオンラインで開催した。連結売上高は前期比0.9%増の146億1,700万円、営業利益は36.2%増の2億2,300万円。石垣幸俊社長は「売上高は微増だったが、利益面は価格改定効果やTATEBAYASHIクリエイションセンターの追加設備投資と工程改善により生産能力及び生産性が改善したことで前年を上回った」と説明した。

 国内商品の売上高は0.3%増の139億6,100万円。家庭用ソースは0.7%減の82億2,700万円。生活防衛意識の高まりで主力の「ウスター・中濃・とんかつソース」の大容量商品は売り上げが低調だったが、小容量商品は継続して好調に推移した。グループのイカリソースは、商品価値が支持され売上・利益ともに伸長。300ml定番商品の配荷店舗数が11%増、「THE 大阪シリーズ」(お好み焼・焼そば・たこ焼ソース)が10%増とそれぞれ拡大した。業務用ソースは8.6%増の40億2,400万円。インバウンド増加継続による売上増と価格改定の実施で好調。市場別では、外食13%増、原料加工1%増、惣菜8%増とそれぞれ伸長した。ドレッシング等は12.9%減の11億6,200万円。家庭用その他は7.2%減の5億4,700万円。一方、海外商品の輸出は15.7%増の5億3,600万円。国別では、米国20%増、欧州16%増、アジア・オセアニア5%増。現地法人(上海)は18.5%増の1億2,000万円。

 第11次中期経営計画の最終年となる今期(26年3月期)の業績予想は、売上高が6.0%増の155億円、営業利益が79.3%増の4億円。家庭用ソースは1.7%増の83億7,000万円、業務用ソースは10.8%増の44億6,000万円を見込む。

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