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2025年5月26日
冷食ワンプレート商品拡大、100億円突破
大手各社から和・洋・中など新商品続々
家庭用冷凍食品市場はワンプレート商品が拡大している。市場規模は、昨2024年度までに本紙推定で100億円を突破したものと見られる。大手各社から和風、洋風、中華など新商品が続々と投入され売り場を賑わせている。
ワンプレートは、おかずと主食(米飯・麺類など)がセットになった言わば「定食」タイプの冷凍食品。ご飯と豚カツやチキン南蛮などを合わせた和食、麻婆茄子など中華類、ハンバーグとスパゲティーやドリアを組み合わせた洋風メニューなどバラエティー豊かな商品構成で売り場面積が拡大。新カテゴリーとして市場を構築した。
ワンプレートタイプの登場は、ニップンが2015年に新商品として発売したのが始まり。当初は、新機軸ゆえ配荷も回転も苦戦を強いられたが、18年に和風御膳タイプを投入した頃からリピーターが増え、回転数も上がってきた。その後、20年のコロナ禍で爆発的に火が付き2ケタ成長を続けている。現在、「五目ご飯と鶏と野菜の黒酢あん」を主力とする「よくばり御膳」シリーズや、「和風おろしハンバーグ&香味醤油スパゲッティ」など「よくばりプレート」シリーズ、今春新商品「彩りスープカレー」などを追加した「いまどきごはん」シリーズほかを展開。新カテゴリーのトップを走っている。
この間、大手各社も相次ぎワンプレート商品を開発し、市場拡大を後押し。ニッスイは22年、「まんぞくプレート」シリーズを発売。独自技術の釜炊き「ふっくらごはん」を強みに、「デミグラスハンバーグ」や「カツカレー」など品ぞろえを強化。今春は「ふっくらごはんとたらと野菜の黒酢あん」を追加した。
▼以下略
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