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2025年5月16日
4月の流通菓子出荷実績4%増(本紙調)
4カテゴリーが前年上回る
日刊経済通信社推計による2025年4月の流通菓子出荷実績(金額ベース)は、合計(チョコレート・ビスケット・キャンディ・スナック菓子・チューインガム)は前年比104%、ガムを除く4カテゴリーが前年を上回り、7ヵ月連続の増勢となった。
2月に森永製菓、江崎グリコ、不二家が価格改定を実施し、新価格の浸透のために2、3月は特売を含む販促が減少していたが、4月に入り春の行楽シーズンを迎え、手控えていた販促が活発化したことで中旬以降、売り上げが上がったようだ。特に、スナック菓子では店頭価格が上昇したポテトチップスに変わり、コーン系や小麦系が内容量のボリュームによる値ごろ感が高いため、特売での採用が増加。ドラッグストア、ディスカウントでの売上増につながっている。
キャンディ類もコンビニを中心に好調が続くグミに加え、ソフトキャンディ、ラムネが伸長。塩分補給を訴求したタブレットやハードキャンディも店頭展開を始めていることも上乗せになっている。ビスケットは苺や抹茶など季節限定品投入でレギュラー品が好調な一方で、大袋やファミリーパックは不二家など一部メーカーを除き苦戦が続いている。
チョコレートは、板チョコ、高カカオチョコが引き続き2ケタ伸長。ナッツ系も特売により回復の兆しが見えてきたが、チョコスナックはやや低調な動きで、大袋商品の苦戦が続く。
本紙が推計したカテゴリー別推計値は、チョコレートが合計で105%と推定。
▼以下略
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